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「“”」と「〝〟」

take23 さんのゲスト原稿&後書きコメントが仕上がって肩の荷が下りたと思っていたら、「みんなのHP」の方でやるべきコトが発生して泣きかけの おたもん でございます。

さて、今回は「ダブルクォーテーション」と「ダブルミニュートノノカギ)」と呼ばれる約物(やくもの:括弧や句読点などの特殊な記号)について書きたいと思います。
実はコレの前に 10KB 以上になる長文を書いていたのですが、途中で「絶対に需要が無いだろ」と気付き再度書き直していますw

「ダブルクォーテーション(“”)」は英語などで引用をする為の約物で、洋書を訳そうとする際、当時の日本語に同じ意味を持つ約物が存在しなかった為に縦書きにあわせて作られたのが「ノノカギ(〝〟)」という約物とされています。
しかし現在ではダブルミニュートが用いられることはなくなって、引用や強調は鉤括弧(「」)が受け持つようになっています。
おかげで日本語文で引用符の使い方や書く位置が判らない人が多いと思います。何がややこしいって縦書きと横書きで「使う約物(形)」と「書く位置」が違ったりする点です。
そもそも大学で日本語専攻の人や印刷業界で働いている人ぐらいしか「ノノカギ」の存在を認識していないかもしれませんw

引用符の書き方

上の画像が全てですが、横書き時には基本的に鉤括弧(1行目)を用います。ダブルクォーテーション(2行目)は理系文章や好みで用いるぐらいで何も悩むことはないと思います。基本的に横書き時にはノノカギ(3行目)は用いません。縦書きメインの文章中に登場する横書きの文中で用いるぐらいでしょうか。
縦書き時にも基本的に鉤括弧(右端)を用い>れば何も悩みませんが、問題は引用符を用いる際です。ダブルクォーテーションは用いずにノノカギ(右から3列目)を使います。どうしてもダブルクォーテーションを用いたい場合は右から2列目のように「99 66」と横書き時とは逆になることに注意が必要です。
そして縦横書き関係なく欧文に対して用いる際にはダブルクォーテーションを用いるようにしましょう。
注記していますが「シングルクォーテーション(‘’)」の縦書き版である「シングルミニュート」は日本語 OpenType Pro フォントの一部にしか収録されていませんから避けるべきでしょう。

今回こんな場違いな記事になったのは、いつも巡回している絵師さんが Pixiv に投稿していたイラストが上の画像でいう縦書きの左端だったのが気になったので。コメントに書こうと思ったのですが、1行にはどう考えても収まらない上に画像なしだと判り難いだろうということで単独記事にしてみました ><

| 未分類 | 21:00 | Comments: 12 | TrackBacks: 0 | TOP↑

COMMENT

どうも、ノノカギの存在を知らなかった理系のGッス。
ふとした疑問なんですが、横書きで日本語引用符を使うときは普通に鉤括弧を使っていいってことですか?
文学は苦手なもんで(汗)

| G管理官のボディーガード | 2008/03/26 00:15 | URL | ≫ EDIT

どうも、自分もバリバリの理数系だったりしますw
毎回ブログの文章を考えるのに四苦八苦ですよ >_<

筆者が意図的に区別したい状況(会話と区別したい等)ではない限り、
日本語の横組み文章中では鉤括弧を使った方が良いと思います。

・横書きであるアメリカ学術書を縦書きである日本語訳する際に、
 ダブルクォーテーションを翻訳して作られたのがノノカギになるので、
 そもそも縦書き専用の約物であったこと。
 (横書きの日本語訳にはダブルクォーテーションが使われていたようです)
・後に会話を表す鉤括弧に「引用」や「強調」などの意味も含まれたこと。

上記2点より、横書き時には鉤括弧しか使わないと言っていいと思います。
例外は「『〝 〟』」と引用・強調が3段になるような場合に使うぐらいでしょう。

蛇足ですが、理工系の(句読点に“,.”を使う)文章では例外的に
ダブルクォーテーションを多用する傾向があります。ノノカギはまず使いません。

| おたもん【管理人】 | 2008/03/26 02:14 | URL | ≫ EDIT

こんばんは。同じくノノカギの存在を知らなかった文学部出身tanabeebanatです。
ダブルコーテ、シングルコーテも本来左(上)用右(下)用があるんですね。それすら知らなかったです。
勉強になりました。
余談ですがこのコメントを書いていてダブルコーテって略すのはコンピュータ業界、あるいは私がいた職場特有の言い回しなのかも知れないと思い始めて来ました…。

| tanabeebanat | 2008/03/26 21:50 | URL | ≫ EDIT

ども、こんばんわです。

> ダブルコーテ、シングルコーテも本来左(上)用右(下)用がある
これは日本国内でのコンピュータの普及による弊害でしょうかw

当時のタイプライターの性能では「6」型と「9」型も区別が出来なかった為に、
筆記で使われてきた「曲線型」ではなく「起し(左)」「受け(右)」を
区別しない(できない)「直線形(ストレートクオート)」が採用されたのですよ。
そのキーボードに使われた QWERT 配列をそのまま採用したPCも同じになったとw

ついでに「直線系のシングルクオート」は正式には「アポストロフィー」という名前で
英文の所有格「 's」のヤツで、本来のシングルクオ-ト(’)とは別物だったりします。

> ダブルコーテって略す
正式には「ダブルコーテーションマーク」か「ダブルクオート」と呼ばれますね。
ダブルコートも正しいのですが、日本人にはダブルコーテのほうが判りやすいですねw

| おたもん【管理人】 | 2008/03/27 21:54 | URL | ≫ EDIT

出典はあるんでしょうか?

こんにちは、縦書きでのダブルクオートの用法について調べていてたどり着きました。
書かれている内容には同意できるんですが、もし出典などありましたら教えていただけませんでしょうか?
特に右から二番目が正しいとされていた時期があるのか、現代では誤用とされると書いてある本はあるのか、あるいは一番左が誤用、という出典を調べていますが、まだ見つかっていません。お手数で申し訳ないですが、ご教示いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

| kojiishi | 2012/01/17 01:09 | URL | ≫ EDIT

こんな更新もとうに止まっているブログにコメントありがとうございます。

日本語文法、特にくぎり符号となると明文化された法律などがないので本文中に書かれた用法は基本的に「記者ハンドブック」や「出版社ハンドブック」などに載っているような業界ルールと呼ばれるものになります。

まず、縦書きでの引用符(“”)ですが昭和21年に文部省教科書局調査課国語調査室によって作成された「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕」案などにて横書きに用いるものと定義されており、そもそも学校で習う日本語文法としては順番関係なくどちらも望ましくない使い方とされています。
こちらは縦書き時にピリオドやコンマ、コロンなどを使わないのと同じ考え方でいいと思います。


ただ、報道や出版業界では学校で習う日本語文法とは違った業界ルールを定義して用いています。

有名なルールとしては「~でした。」と、日本語文法では終わりかぎ括弧の前で文章が終わる場合に必ず句点を打ちますが、記者ハンドブックでは「~でした」と、終わりかぎ括弧の前の句点は省略するというルールを採用しているなどです。

同様に出版業界ではインパクトのためか、見出し用途では縦書きでも引用符を用いることを許容するのが一般的です。
その際に一番左を用いると必ず右から二番目に直されます(誤字としてアカがはいる)。
昔、どこかの出版社ハンドブックで見た記憶はあるのですが、その時でも「出来かぎり用いない」と注釈が入っていたように記憶しております。
出典を明記できないのは申し訳ありませんが、論文などではなく個人ブログの日記だと大目に見ていただけると助かります。


なお、日本の組版ルールを作ってきた活字・書体メーカーが販売しているプロ向けフォントなどでは横書きの「“”」(引用符)を縦書き用グリフに変換すると「〝〟」(ノノカギ)に変換されるようになっています。
強制的に引用符に置き換えた場合でも普通に “” で入力しても ”“(≒右から2番目)の形になってしまい、基本的に引用符を用いない&そもそも一番左の形に使うことが想定されていないことがわかります。

| おたもん | 2012/01/17 03:23 | URL | ≫ EDIT

早速のお返事、ありがとうございました。現在、UnicodeとW3C CSS WGで縦書き仕様の策定が進んでおりまして、縦書きにおけるダブルクオートの用法について調べておりましたのですが、このブログは一つの貴重な資料として大変助かりました。
元資料があればそちらも見てみたいと思ったのですが、業界ルールのようなものを調べればよいのですね。これもまた大変勉強になりました。
重ねてありがとうございました。

| kojiishi | 2012/01/19 04:12 | URL | ≫ EDIT

後にその見た目を縦書きに変更する場合

>>おたもん さん
>>kojiishi さん

>上記2点より、横書き時には鉤括弧しか使わない…
>理工系の…例外的に ダブルクォーテーションを多用する傾向…
理工系では縦書きに変更する必要があまり無いので(計算書式の縦書きは不都合ですよね)問題は無いと思いますが、
それ以外の文章は、後にその見た目を縦書きに変更する場合もあると思います。

ダブルクォーテーションをダブルミニュートに変更というのは...文字種を変更してる訳ですので、元のソースを全て修正しなければならなくなるのではと危惧します。

ヒラギノなど、opentypeの文字でのダブルミニュートは縦書きと横書きで、それぞれ対応したフォントが自動で設定可能ですので(現時点、マックでは可能です。他環境は判りかねます)日本語に限り、横書きでもダブルミニュートを使えば、web上でもCSSの変更だけですむようになると思います。

>>現在、UnicodeとW3C CSS WGで縦書き仕様の策定が進んで…
上記のように、縦書き・横書き及び、日本語・それ以外では引用符の扱いが違うので、Qタグの設定を拡張して貰えれば助かります。
期待してます。

| たみぃ | 2012/05/26 05:20 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます

>>たみぃさん
コメントありがとうございます。

今回の件は飽くまでも解釈側(ブラウザやフォントなど)が行う変換であって、ダブルクォーテーションをダブルミニュートに変換して表示するのはブラウザ側の仕事になるんじゃないかと思われます。

基本的には縦書き時には全角カンマを読点、全角ピリオドを句点に変えるのと同じ次元ですし、極論を言えば約物や小文字のように縦と横書きで位置や角度が変わるものと同じような扱いとしても良いのではないかと思います。

つまり、使用者側で気にすることなく W3C 側で「縦書き時にはダブルクォーテーションはダブルミニュートに置き換えて表示する」という1文をつけるべきで、ブラウザはそれを順守する必要があるわけですね。


日本語と欧文の単語間には4分スペースを入れるというルールすら実装してくれないブラウザなんかには期待できませんが。

| おたもん | 2012/05/26 12:11 | URL | ≫ EDIT

よくわかりました

初めまして。
私はこれまで縦書きでも横書きでも好んでダブルミニュートを使っていたのですが、教科書では全く使用されていないことに気付いて調べてみた大学2年生です。

使い分けがその由来から分かり、大変勉強になりました。時に応じた使い分けを心がけたいと思います。

| BCI-326Y | 2012/06/04 08:46 | URL | ≫ EDIT

> 使用者側で気にすることなく W3C 側で「縦書き時にはダブルクォーテーションは
> ダブルミニュートに置き換えて表示する」という1文をつけるべきで、ブラウザはそれ
> を順守する必要があるわけですね。

これは提案に上がったんですけどね、日本人数名から大きな非難の声が上がって断念しました。嫌がる人がいるようです。とは言え、彼らは別に縦書きでダブルクオートを使いたいわけではなくて、「間違っている」とかって話で、あんまりカンカンになってるんで、引いちゃいました。

じゃあ、フォントでやれば、という話も出たんですが、そして実際にやってるフォントもあるんですが、「けしからん」というお話だそうで…私には何が「けしからん」のか、よくわからんです。

> 日本語と欧文の単語間には4分スペースを入れるというルールすら実装してくれな
> いブラウザなんかには期待できませんが。

これも提案しました。W3C でもブラウザーベンダーも受け入れてくれたんですが、日本から反対の大合唱が起こり、断念しました。一度 CSS の仕様に入れたのに、わざわざ削除したので、ブラウザーのせいではありません。
http://www.w3.org/TR/2011/WD-css3-text-20110901/#text-spacing

ほとぼりが冷めたら、懲りずにまた提案してみます。

| kojiishi | 2012/06/07 04:13 | URL | ≫ EDIT

> 上記のように、縦書き・横書き及び、日本語・それ以外では引用符
> の扱いが違うので、Qタグの設定を拡張して貰えれば助かります。

Qタグかぁ、それは気が付かなかったなぁ。日本に関係ないと思ってあまりトラックしてませんでした。勉強します。今のCSSではできなさそうですか? できちゃうような気もしてるんですが。

| kojiishi | 2012/06/07 04:16 | URL | ≫ EDIT















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